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Google検索、エージェント化への一歩
Google I/O 2026で、CEOのSundar Pichai氏がSearchとGeminiの大型アップデートを発表しました。AI OverviewsやAI Modeの利用者拡大に加え、検索内で継続的に情報収集を行う「Information Agents」や、質問内容に応じて画面レイアウトを自動生成する仕組みが紹介されています。同時に新モデルのGemini 3.5 Flashや、AI生成コンテンツの透明性を示すSynthID・Content Credentialsの検索・Chromeへの拡大も明かされました。
Information Agentsは、ユーザーが設定したテーマについて裏側で継続的に情報を集め、必要なタイミングで通知する機能です。検索結果は固定的なリンク一覧だけでなく、質問ごとにレイアウトや図表を自動で組み立てる「生成UI」に置き換わる場面が増えていきます。長期的に追いたいテーマについては、専用のダッシュボードを検索内に作成し、進捗を管理できる仕組みも用意されています。
これまでの検索は、キーワードを入力しリンク一覧から選ぶという一方向のやり取りが中心でした。今回の発表は、検索そのものがユーザーの代わりに動き、成果物まで作るところに踏み込んでいることを示しています。AI Overviewsだけで月間25億人が利用している規模を踏まえると、この変化は一部の先進ユーザーだけでなく、検索利用者全体に広がっていく可能性が高いです。

SEOへの影響は?
生成UIやInformation Agentsが主流になると、検索結果画面はランキング表示だけでなく、AIが個別に組み立てる形に置き換わる場面が増えます。自社サイトの情報がAIに正確に引用・要約されるかどうかが、クリック数と並んで重視される指標になっていきます。構造化データの整備や、事実情報を明確に記述したページ設計は、これまで以上に評価対象になりやすい状況です。
WEB広告への影響は?
検索結果がユーザーごとに動的に生成される場面が増えると、固定的な広告枠を前提にした運用は見直しが必要になります。SynthIDやContent Credentialsが検索やChromeまで広がることで、広告クリエイティブがAI生成かどうかを利用者が確認できる場面も出てきます。
広告主側は、生成物の出所を管理できる制作フローをあらかじめ整えておく必要があります。
海外マーケティングへの影響は?
Gemini appの月間アクティブユーザーは9億人を超えました。海外向けに情報発信をする企業にとっては、現地ユーザーがAIエージェント経由で情報を取得する比率が高まることを前提に、多言語コンテンツの正確性と網羅性を整えておく必要があります。
これからマーケターがすべき対応は?
まず着手すべきは、自社サイトの情報がAIに正しく認識される状態を整えることです。構造化データの見直し、更新頻度の高いページの情報鮮度管理、FAQ形式でのQ&Aコンテンツ拡充が具体的なポイントになります。広告面では、クリエイティブのAI生成表示に対応できる制作・審査体制の準備も並行して進める必要があります。
自社サイトのAI認識状況チェック方法
1. AI Overviews / AI Modeでの表示確認
・自社の商材・サービスに関連する検索キーワードで実際に検索し、AI Overviewsに自社情報が引用されているか確認
・引用されている場合は、どのページのどの文言が使われているかもチェックする
2. ChatGPT・Gemini・Perplexityなどに直接質問する
・「〇〇(自社名)はどんな会社?」「〇〇のサービスの特徴は?」のように、生成AIに直接質問する
→回答内容が正確か、古い情報になっていないか、そもそも認識されているかを確認
※複数のAIで試すと、AIごとの認識差も見えてきます。
3. 構造化データのチェック
・Google の「リッチリザルト テスト」でページごとの構造化データ(Schema.org)が正しく実装されているか確認
・Organization、Product、FAQPage、Article などのマークアップが必要な箇所に入っているか棚卸し
4. robots.txt / llms.txt の確認
・AIクローラー(GPTBot、Google-Extended、PerplexityBotなど)がサイトをブロックしていないか、robots.txtを確認
※最近は「llms.txt」という、AI向けにサイト情報をまとめるファイルを設置する動きも出てきているので、余裕があれば検討してもいいかもしれません。
5. Search Consoleでのクロール状況確認
・Googleのクローラーがサイトを正しく巡回・インデックスできているかを確認
※AI Overviewsの元になる情報も基本的には通常のインデックスから拾われるため、クロールエラーやインデックス未登録のページがないかは基礎として重要です。
6. FAQ・Q&A形式のコンテンツの有無を棚卸し
・自社サイトに「よくある質問」ページやQ&A形式のセクションがあるか、また内容が具体的で古くなっていないかを確認
※AIは質問と回答が明確な構成の文章を拾いやすい傾向があります。
まとめ
検索がエージェント化していく流れは、今回のI/Oで一気に加速した印象があります。SEOも広告も、AIに正確に認識されることを前提にした設計へと切り替えていく時期に来ています。海外展開を進める企業ほど、この変化の影響を早く受けやすい立場にあるといえます。
自社サイトがAIにどう認識されているか気になる方は、Kollegaが提供するAIO診断で現状を確認することをおすすめします。

