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SEO / AIO
2026.10.29
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URLに使える文字とSEOの関係 Google新シリーズ第1回の要点

Google Search Centralが、テクニカルSEOにまつわる細かな疑問をテーマにした動画シリーズを新たに始めました。第1回のテーマはURLです。ドメイン名にどんな文字が使えるのか、URLにキーワードを入れると順位は上がるのか、日本語や絵文字をURLに入れても問題ないのかといった、サイト運営者やSEO業界から寄せられた疑問を取り上げています。

多言語サイトでは、現地語のURLや国際化ドメイン名を扱う場面があります。本コラムでは、動画の内容とGoogleの公式ドキュメントをもとに、海外向けサイトのURL設計で押さえておきたい点を整理します。

新シリーズ「The Non-Canonical Cabinet」の第1回

2026年10月14日、Google Search CentralのYouTubeチャンネルで「The Non-Canonical Cabinet」の第1回「What can you actually put in a URL」が公開されました。出演はGoogleのデベロッパーアドボケイトであるGary Illyes氏とCherry Prommawin氏です。

動画の概要欄では、通常のFAQページには載らないものの、検索や生成AI機能にとって役立つ細かな疑問を扱うシリーズだと紹介されています。コメディ仕立ての演出で、第1回ではドメイン名とURLパスの技術的なルールを扱っています。次回はrobots.txtを取り上げると予告されています。

なお、本コラムの動画内容に関する記述は、動画の概要欄と、動画の内容を伝えた海外SEOメディアの報道をもとにしています。公式ドキュメントで確認できる内容は、その旨を明記しています。

ドメイン名に使える文字

動画では、ドメイン名に使える文字のルールを定めているのはGoogleではなく、ICANNとIETFだと説明しています。ICANNは、インターネットの住所録にあたる仕組みを担う非営利団体です。ドメイン名はRFC 1035とRFC 1123という標準に従い、アルファベット、数字、ハイフンが使えます。Googleもこの標準に従っていると述べています。

英語以外の文字を使いたい場合は、国際化ドメイン名(IDN)を利用できます。動画によると、IDNは「xn--」から始まるPunycodeという文字列に変換されます。たとえば「日本語.jp」というドメインは、「xn--wgv71a119e.jp」という文字列に変換されます。ブラウザは表示のときに元の文字に戻すため、利用者は多くの場合、母国語の文字のままドメインを目にすると説明しています。

動画では、地域に根ざしたビジネスであれば、IDNは利用者がドメインを読んだりつづったりしやすくなり、ブランドの認知に役立つと説明しています。一方で、ラテン文字と見た目がよく似た別の文字を混ぜると、利用者もブラウザも混乱するとして、使い方には注意を促しています。

絵文字については、Punycodeへの変換自体はできても、ドメイン名に関するインターネットの標準が絵文字を認めていないため使えないと説明しています。

ドメイン部分とパス部分を色分けしたURLの図解

URL内のキーワードと検索順位

キーワードをたくさん詰め込んだURLにすれば上位表示できるのか、という質問に対して、Illyes氏ははっきり否定したと報じられています。たとえば「/best-cheap-industrial-pump-japan-quality-no1」のようなURLを想定した質問です。URL内のキーワードはごく小さなシグナルで、Googleがほかに判断材料をまったく持っていない場合にしか意味を持たないという説明です。

動画では、公開されたばかりでコンテンツがまったくないサイトを、その数少ない例として挙げています。しかし、ページにコンテンツが掲載された時点で、ドメインやURLに含まれるキーワードはほぼ関係なくなると述べています。

Googleの公式ドキュメントでは、Google検索と利用者がサイトを理解しやすいように、シンプルなURL構造にすることを推奨しています。その一つとして、URLには長いID番号よりも読みやすい単語を使うよう勧めています。

URLパスに使える文字とエンコード

動画によると、ドメインより後ろのパス部分では、世界各国の文字や数字、感嘆符やかっこなどの記号が使えます。パスに絵文字や英語以外の文字を含めても、Googlebotはクロールし、Googleのシステムで処理できると説明しています。

このとき使われるのがパーセントエンコーディングです。日本語のパス「/ja/産業用ポンプ」であれば、「/ja/%E7%94%A3%E6%A5%AD%E7%94%A8%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%97」のように、文字を「%」と英数字の組み合わせに置き換えて扱います。ドメイン部分はPunycode、パス部分はパーセントエンコーディングと、同じURLの中でも変換方式が分かれている点がポイントです。

Googleの公式ドキュメントは、利用者の言語に合わせた単語をURLに使うことを推奨しています。あわせて、自サイト内のページにリンクするときは、リンクのhref属性の中で英語以外の文字をパーセントエンコードしておくよう求めています。動画ではブラウザがパーセントエンコーディングを行うと説明していますが、公式ドキュメントはリンクを設置するサイト側でエンコードすることを推奨しています。

動画では、絵文字を含むURLは技術的に使えても、すべてのブラウザやSNSアプリで絵文字として表示されるわけではないとも指摘しています。記号の羅列として表示されたURLは、利用者にクリックされない可能性があると説明しています。

ハイフンとアンダースコア

単語の区切りには、アンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使うよう、動画でも公式ドキュメントでも推奨されています。なお、動画でも触れられているとおり、ドメイン名ではそもそもアンダースコアは使えません。

動画では、パス内でアンダースコアでつながれた単語を、Googleは1つの長い単語として扱うと説明しています。たとえば「industrial_pump」であれば、全体が1つの単語として扱われます。それで問題がない場合もあるとしつつ、ハイフンは見た目のうえでも文脈のうえでもWeb全体で通用する区切り文字であるため推奨すると述べています。公式ドキュメントでは、アンダースコアはプログラミングの関数名など、ひとまとまりにすべき概念を表す書き方としてすでに広く使われているため、歴史的な理由から推奨しないと説明しています。

海外向けサイトのURL設計で見直したい点

動画で示されたURLパスに関する推奨事項は、公式ドキュメントの内容と重なっています。多言語サイトで現地語のURLや国際化ドメイン名を扱う場合は、次の点を確認しておきます。

・現地語URLのエンコードを確認する
ブラウザで対象ページを開いて右クリックし、「ページのソースを表示」を選びます。サイト内リンクのhref属性に、日本語や現地語の文字がそのまま書かれていないかを確認し、パーセントエンコードされた形になっているかを見ます。

・共有されたときの見え方を確認する
現地語や記号を含むURLを、実際にSNSやチャットアプリに貼り付けて表示を確かめます。動画では、URLは利用者の目に触れる場面が多く、整ったURLは信頼につながると説明しています。

・単語の区切りをハイフンに統一する
新しくページを作る際のURLルールとして、区切り文字はハイフンを使うと決めておきます。CMSで自動生成されるURLにアンダースコアが含まれていないかも確認します。

・キーワードを詰め込んだURLを作らない
URLは内容が伝わるシンプルな単語にとどめます。動画の説明どおり、ページにコンテンツがあれば、URL内のキーワードは順位にほぼ関係しません。

・国際化ドメイン名は紛らわしい文字を避ける
現地語のドメインを取得する場合は、ラテン文字と見間違えやすい文字が含まれていないかを確認します。地域密着型のビジネスで、現地の利用者がドメインを読みやすく、つづりやすくなる場合に活用を検討します。

推奨・非推奨のURL例を並べた比較表

まとめ

Googleの新シリーズ第1回では、ドメイン名とURLパスに使える文字のルール、URL内キーワードの影響、区切り文字の選び方が整理されました。URL内のキーワードは順位にほとんど影響しないと説明されました。動画の概要欄では、URLはシンプルで読みやすく、人のために作るべきだとまとめています。

多言語サイトでは、現地語のパスをエンコードしてリンクすること、国際化ドメイン名を使う場合は紛らわしい文字を避けることが実務上のポイントです。新しい言語版のページを追加する際は、区切り文字やエンコードのルールを社内で共有しておきます。

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【記事監修】
Kollega株式会社 代表取締役CEO
菊池 明(きくち あきら)

2005年デジタルマーケティング支援企業に新卒入社。(2005年に上場)大手、上場企業のクライアントを中心にデジタルマーケティングに従事。2010年以降、海外法人の執行役員、取締役を歴任し、2019年同社副社長としてマーケティング事業を統括。メイン担当者として延べ20年、25か国/300社以上のコンサルティング実績を有する。2023年12月当社を設立、代表取締役CEOに就任する。

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